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DENIM集中講座①

ジーンズのキホン

購入前に知っておくべき「今さら聞けない」を徹底解説

SILHOUETTES

・flare(boot cut, bell bottom)
・slim(skinny)
・straight
・tapered
・wide(baggy)

SIZE

...... inch(in)
 to centimeter(cm)

Basic
knowledge
of JEANS
DETAILS

・chain stitch
・coin pocket
・fades
・fly front
・ounce(oz)

・rigid
・rivet
・selvage
・sleek
・whisker

DENIM CARE how to guide

ジーンズのキホン

DENIM 集中講座 ①

購入前に知っておくべき
ジーンズのキホン

わかっているようで、実はよくわかっていない。けれど、今さら人には聞けない5ポケットジーンズのアレコレ。だから、最低限として押さえておくべき基礎知識を改めておさらい。これを知ればデニムパンツ選びが上手になり、より好みに合った一本と出会えるはず。そして、もっとランクアップしたジーニングスタイルが手に入る!

INDEX

check1st period : SILHOUETTES

主要な5つのシルエット
チェック。

5ポケットのデニムパンツはどれもベースのデザインが似ているだけあり、シルエットの違いに時代時代のトレンド、個性や好みが如実に表れます。なかには、嬉しいスタイルアップ効果が望めるタイプも。そこでまず最初に、ジーンズの主要なシルエットを押さえておきましょう。

STRAIGHT

膝から真っ直ぐ落ちる
基本中の基本「ストレート」

膝から裾まで直線的なラインを描くストレートは、ジーンズだけでなく、あらゆるパンツの基本シルエット。時代性やトレンドに左右されにくく、様々なスタイルに合わせやすい。やや細身のタイプは「スリムストレート」とカテゴライズされることも。

ストレートデニムの一覧を見る

TAPERED

太腿から裾へと細くなる
近年主流の「テーパード」

“ 先細り ” を意味するテーパードは、その名のとおり腰回りから太腿にゆとりがあり、裾へとシェイプされたフォルムが特徴。脚のラインを美しく長く見せる効果が期待できるとともに、足元がスッキリとしているため着こなしが軽快な印象に仕上がる。

テーパードデニムの一覧を見る

SLIM

全体が細身のラインを描く
シャープな「スリム」

股上やヒップに沿うコンパクトな腰回りをはじめ、太腿から膝、そして足元までレッグラインを撫でる細いシルエットをもつスリム。なかでも、脚に吸い付くようにピッタリとフィットするタイプは “ 痩せこけた ” を意味する「スキニー」と分類される。

スリムデニムの一覧を見る

WIDE

ゆったりリラクシングな
現在トレンドの「ワイド」

ワイドは腰回り&太腿、裾まで全体がゆったり。近年のトレンドシルエットであり、リラックスした穿き心地とルックスを楽しめると同時に、脚のカタチが目立たないのも魅力。特にルーズなタイプは “ 袋のような ” を語源とする「バギー」と呼ばれる。

ワイドデニムの一覧を見る

FLARE

膝から裾に向かって広がる
リバイバル中の「フレア」

裾広がりになるフォルムの総称であり、1970年代の代表シルエットであるフレア。膝からなだらかに広がるタイプは元々がブーツ向けであったため「ブーツカット」、大胆に広がるモノは “ 鐘 ” になぞらえて「ベルボトム」と呼ぶ。脚長&美脚効果も。

フレアデニムの一覧を見る

check2nd period : SIZE

自分に合った
ウエストサイズを知る。

アメリカ発祥の名残からジーンズのウエストサイズは現在もインチ表示が多く、センチ表記に慣れ親しんだ日本人には少々わかりづらい……。ここではエドウイン オンラインモールで展開するメンズモデルの基準となる、インチ→センチの変換表を掲載。迷いがちなサイズ選びも、これでスムーズに。

W = Waist size

W = Waist size

Waist size

in 28インチ 29インチ 30インチ 31インチ
cm 71 73 76 78
in 32インチ 33インチ 34インチ 35インチ
cm 81 83 86 88
in 36インチ 38インチ 40インチ 42インチ
cm 91 96 101 106
in 44インチ 46インチ 48インチ 50インチ
cm 111 116 121 126

※上記の寸法は目安であり、デニム生地の特性上、多少の個体差が生じる場合があります。

※詳しくは各商品ページのサイズ表をご確認ください。

check3rd period : DETAILS

よく使われる
10の基礎用語を覚える。

ショップやファッションメディア、また洋服談義などで使われるデニム用語は意外と多いもの。それらを知ることで一段と理解が深まり、購入するときのチェックポイントにも。何より、ジーンズがいっそう楽しくなる。そのために、これだけは覚えておきたい10の基礎用語をご紹介。

01アタリ
基本用語
01

アタリ

重要レベル ★ ★ ★

繰り返しの着用&洗濯によってデニムの表面が擦れ、糸の芯にある白い繊維が部分的に露出した状態を指す。穿き込まれたジーンズならではの味わい深い経年変化のひとつであり、生地同士やモノが “ 当たり ” やすいところほど顕著に現れる。脚の両サイドの縫い代に沿ったライン状の色落ちや、ポケットに入れた財布などの跡が代表的。
02オンス
基本用語
02

オンス

重要レベル ★ ☆ ☆

ヤード・ポンド法における質量の単位で、1オンス=約28.35g、記号は「oz」と表記。デニムでは生地の重さを示し、ジーンズ1本あたりではなく1平方ヤードの重量を指す。現在は12.5~13.5オンスが主流であり、一般的に14オンス以上は「ヘビーオンス」、10オンス以下は「ライトオンス」と呼ばれる。厚さを知るひとつの目安にもなり、暑い時季はライトオンスな薄手のタイプが好まれる。
03コインポケット
基本用語
03

コインポケット

重要レベル ★ ★ ☆

5ポケットジーンズでは、主に右のフロントポケットの入口に設けられているミニポケットのこと。そもそもは懐中時計を収めるための「ウォッチポケット」だったものの、腕時計の普及に伴って用途が変わり、硬貨を入れるコインポケットと呼ばれるように。
04スレーキ
基本用語
04

スレーキ

重要レベル ★ ☆ ☆

本来は、滑らかで光沢のあるコットンの綾織物の名称。しかしジーンズをはじめとするメンズウェアでは、ポケットの裏地に使われる袋布を指すのが通例。そのため、ウールやナイロンなど異なる素材の袋布も総称してスレーキと呼ばれる。
05セルビッジ
基本用語
05

セルビッジ

重要レベル ★ ★ ★

旧式織機で織り上げた生地の端につく “ ミミ ” を指し、ヴィンテージ、またはそれを再現したデニムの目印に。赤いステッチを施したタイプがポピュラーなので通称「赤ミミ」とも呼ばれるが、ブランドによって多彩なカラーが存在し、それぞれのオリジナリティが表れるディテールにもなっている。ジーンズでは主に両サイドの裏側に使われており、裾をロールアップしてチラリと見せるのがポイント。
06チェーンステッチ
基本用語
06

チェーンステッチ

重要レベル ★ ★ ☆

裏側が鎖状になったステッチのこと。洗濯をするとその糸が縮んで縫製の間隔が詰まり、シワが連続した「パッカリング」と呼ばれる凹凸のウネウネが発生。凸部分は擦れやすく一段とアタリ(先述)が出やすくなるため、メリハリと立体感のある色落ちを味わえる。そのためヴィンテージタイプなど趣を大切にしたいジーンズの丈上げは、裾をチェーンステッチで縫うのがオススメ。
07ヒゲ
基本用語
07

ヒゲ

重要レベル ★ ★ ★

股から太腿に掛けて、放射状に広がった穿き込みジワ&色落ちのこと。その線が動物のほおヒゲに見えることが名の由来。これに対して、膝の裏側に現れるシワと色落ちを「裏ヒゲ」、またはハニカム模様に似ているため「ハチノス」と呼ぶ。ともに、味わい深くカッコいいジーンズに欠かせない重要なエイジング。
08フライフロント
基本用語
08

フライフロント

重要レベル ★ ☆ ☆

股の前開きに生地を重ねて開口部を隠した仕様のことで、日本語の名称は「比翼仕立て」。なかでも前開きがファスナー式のタイプは「ジッパーフライ」、ボタン留めは「ボタンフライ」と呼ぶ。
09リジッド
基本用語
09

リジッド

重要レベル ★ ★ ☆

日本語で “ 硬い ” を意味し、糊が付いたままのパリッとした風合いのノンウォッシュジーンズを指す。洗い処理を施していないため、インディゴデニムの場合は濃紺が基本。さらに、防縮加工がされていないモデルでは初回の洗濯で縮みが生じる。一方、自分のカラダにフィットさせて穿き込み、経年変化を楽しむなどイチから育てられるのが醍醐味。また、色落ちしていない濃色ならではのクリーンな印象も魅力。別名「RAW DENIM(生デニム)」。
10リベット
基本用語
10

リベット

重要レベル ★ ★ ☆

フロントポケットの両端などに打ち抜かれている金属製の鋲(ビョウ)のこと。現代ほど縫製技術が発達していなかった1872年、大きな負荷が掛かる部位を補強するために考案された。作業パンツとして誕生したそのルーツを物語るパーツであり、ファッションアイテムとなった今はジーンズのアイコンの役割を担う。

check4th period : CARE

意外と簡単!
基本の洗濯方法を伝授。

“ ジーンズは洗わないのが正解 ” なんて真しやかな通説もあるものの、それは絶対にNG。洗濯をせずに穿き続けると、汗の脂で生地が破れやすくなります。当然ニオイも気になり、何より不衛生。とはいえ、ジーンズのケアは手間が掛かりそうなイメージも。いやいや、ポイントを押さえれば意外と手軽です。

01ジーンズを裏返して ランドリーネットに入れて洗濯機へ
Point
01

ジーンズを裏返して
ランドリーネットに入れて洗濯機へ

ジーンズは基本的に丈夫なので、そのままマシンウォッシュが可能。ただ色落ちを最小限に抑えたいなら、デニム生地の表面の擦れを軽減させるため、裏返してランドリーネットに入れるのが得策。逆に、早く色落ちさせたい、アタリ感を出したい場合は、裏返さずに洗うのが効果的。
02ほかの洗濯物とは一緒に洗わない
Point
02

ほかの洗濯物とは
一緒に洗わない

デニム生地、とりわけインディゴ染めのジーンズは色落ちするため、別の洗濯物と一緒に洗うと色移りすることが。なかでも白や淡いトーンの洋服は、色移りが目立って台なしになる危険もあり。なので、ほかとは分けて単品で洗うのが鉄則!
03蛍光剤・漂白剤の入っていない洗濯洗剤を使用
Point
03

蛍光剤・漂白剤の入っていない
洗濯洗剤を使用

蛍光剤や漂白剤の入っている洗剤は、色落ちが促進されてノッペリとした均一な表情になりやすい。濃淡のメリハリが効いた迫力あるルックスに育てたいなら、それらが無配合の洗剤を。また、ジーンズ専用洗剤を使うのもオススメ。加えてストレッチデニムの場合は、柔軟剤の多用によって伸縮性が損なわれる恐れが。その結果、生地がヘタったり型崩れしたり、穿き心地が悪くなることがあるので控えるのがベター。
04洗濯時間の設定は5~10分が目安
Point
04

洗濯時間の設定は
5~10分が目安

じっくり時間を掛けて洗濯すると、それに伴ってデニム生地のインディゴ染料が抜けやすくなり、いっそう色落ちが進行することに。少しでも色落ちを抑えたい、またはコントラストのあるエイジングを求めるなら、洗いは5~10分程度が最適。
05裏返したまま風通しの良い場所で陰干し
Point
05

裏返したまま
風通しの良い場所で陰干し

脱水が終わったら、風通しの良いところで自然乾燥を。直射日光に長時間さらすとデニムの日焼け&色あせの原因になるので、裏返したまま陰干しするのが安心。その際、ウエストや裾口が筒状になるように干すと、ジーンズの内側まで空気が通って乾きやすくなる。またタンブラー乾燥は著しい縮みや生地にダメージを与えるため、使用は避けたいところ。

写真/上野 敦[Le 1er Juin S.A]
イラスト/coco
構成・文/いくら直幸
プロダクション/FMJ STUDIO