「フレアジーンズは現在リバイバル中とあって、スタイリングでは頻繁に使用します。ただ正直なところ、自分で穿くのはコレが初めて。けど、こうして脚を通してみると『ランチャー』が長年にわたって人気を集めている理由を実感できました。

まずフレアパンツにおいてレングスは非常に大事ですが、なるべく丈上げをせず本来のシルエットを楽しめるよう、あらかじめ２種類の長さが用意されている。しかもデフォルトの設定が絶妙なんです。またセンタークリースが入ってキチンと感があり、美しくフレアするフォルムと相まって脚長効果も。とはいえ、裾の広がりが緩やかだから、僕のような初心者でも難なく取り入れられる。本格スラックスほど堅くないのでキレイめからカジュアルな服装まで合わせやすく、生地も丈夫だったり乾きやすかったり、イージーに付き合えるのも嬉しい。そのうえプライスも手頃と、ロングセラーなのも納得ですね」

手持ちのジーンズは濃紺カラーが基本というが、この日は『ランチャー』をセットアップでコーディネート。実は上下ともにメンズアイテムで、ジャケットはＭ、パンツはＳサイズを合わせている。

「そこまでガッツリと踊らない日は、こうしたセンタークリースの入ったパンツを穿くことも多いですね。『ランチャー』はデニムより軽くて、汗をかいても肌離れがいいし、シワになりにくいのが助かります。上下どちらもオーバーサイズを選んだので、ダラシなく見えないようにコンパクトなインナーでバランスを取りました。ボトムスはゆるめが好きだから、メンズサイズのウエストをギュッと絞って穿いています。本来はフレアシルエットだけど、丈上げでバッサリと切ったらストレートっぽくなってしまいました（笑）。でも、これはこれでアリだなって」